お墓のかたち

霊園のお墓の形

一番スタンダードなのが、伝統的な和型の墓石ですが、この他に、横幅が広い洋型、その他オリジナルのデザイン墓石型と、大きく3種類に分けられることが多いです。例えば、いっけん同じように思える、和型墓石を見てみると、じつは地域によって、花立や香立、水鉢などの形が微妙に違うことが多いです。お墓は地域ごとの特徴があるんですね。

和型墓石はその大きさによって、8寸角とか尺角という呼び方をします。8寸角とは、棹石(サオイシ)の部分(○○家之墓と彫刻されている部分)の横幅が8寸(242ミリくらい)であることを示します。尺角は横幅が1尺(303ミリ)であることを示します。(1尺=10寸=303ミリ)
また、神道型や五輪塔、オルガン型と呼ばれる横幅の広い洋型墓石だけでなく、とても自由な発想で作られたお墓が増えてきています。自由な形のお墓を総称してデザイン墓石と呼んでいます。

近年は、宗教や地域性に関係なく、自由な発想でお墓を建てる方も増えてきていますので、従来の伝統的なお墓の形にするのか、デザイン墓石にするのか、あなたの好みでお選びになってください。(お寺の墓地では、必ずご住職に了承を得てください。また、どうすれば良いかご不安な場合も、檀那寺(信心されているお寺さま)のご住職に相談されると良いと思います。)