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お墓を建立するにあたって

お墓を建立するには、まず、墓地・霊園を決めることから始めます。最近の傾向としては、広々とした郊外の墓地よりも、お参りしやすさを重視した、アクセスの良い、近場の墓地の人気が高まっています。

墓地の種類には、民営墓地と寺院墓地、公営墓地の3つのタイプがあります。民営墓地と寺院墓地の場合は、様々なタイプがあり、新聞の折り込み広告やインターネットなどを利用しての情報収集が便利ですし、とても大切です。公営墓地の場合は、時期を限って募集・抽選が行われる場合が多いので、住まいの市区町村などの自治体の広報誌やホームページをしっかりとチェックしておくようにしましょう。

また、別のお墓を建立する手順として、墓地を選ぶ前に石材店に相談するという方法もあります。墓地や霊園によって(特に民営霊園の場合)は、ほとんどのケースで石材店を自由に選べないので、安心して任せられる石材店を先に決めて、石材店から墓地や霊園を紹介してもらうものです。

建立にかかる費用

どのような建立の手順を検討しても、お墓を建てるには、永代使用料、墓石の購入・工事代、そして管理料がかかります。決して安い金額ではありませんので、建立する前に、どれくらいの費用をかけられるのか、あらかじめ予算を決めておくこともとても大切ですね。

お墓の建立の流れ

墓地が決まったら、墓地の管理者(霊園ならば霊園の管理事務所など)に申し込みをして、管理者側からは、使用承諾書を受け取ります。お墓を建てるのにかかる工事期間は、通常2か月前後ですが、それはお墓の形や石の種類を決定し、契約後にかかる期間です。ですから、納骨をしたい日取りが決まっている場合などは、早々に墓石やデザインを決めなければなりません。

石材店と、墓石の質や大きさ、形などについて相談します。必要や希望に合わせて、付属品も注文します。お墓を建立したら、納骨となります(すでに納骨する遺骨をお持ちの場合)。菩提寺がある場合は、お寺の住職と家族や親戚立会のもと、納骨と墓石に魂を迎え入れる法要を墓前で行います。

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