所有している土地に、誰のものかわからない無縁墓があります。このままでは土地を売却することができないと言われたですが、どうすればよいですか?
所有している土地に、誰のものかわからない無縁墓があります。このままでは土地を売却することができないと言われたですが、どうすればよいですか?
父が昔知人から付き合いで購入した土地に、古いお墓があります。
ずいぶん古そうなお墓で、お墓の所有者も分からず、明らかに数十年お参りされていないようです。
いわゆる無縁墓なのですが、今回この土地の売却を考えている際に、知人からこのままでは売却できないのでは?と言われました。
知人の話では、お墓は勝手に動かしたり、遺骨を掘り出したりしてはいけないはずだ、というのです。
所有者の分からないお墓でも、同じように勝手に移動させてはいけないのでしょうか?
また、勝手に動かすことができないのなら、この土地を売却する場合にはどうしたらいいのですか?
あまりお金がかかるようなら、どうしようかと思っているのですが・・・
(I様)
この度はご相談をいただきましてありがとうございます。
全国墓石・石材店情報の寺田です。
早速ではございますが、
ご相談いただきました件についてです。
>父が昔知人から付き合いで購入した土地に、古いお墓があります。
>ずいぶん古そうなお墓で、お墓の所有者も分からず、明らかに数十年お参りされていないようです。
>いわゆる無縁墓なのですが、今回この土地の売却を考えている際に、知人からこのままでは売却できないのでは?と言われました。
お持ちの土地にある無縁墓の処置についてお困りなのですね。
無縁墓とは、管理・承継する人がいなくなったお墓をいいます。
昨今は、都市部の公営霊園などでは募集に対する応募が集中していますが、一方で地方や過疎部では所有者のいない・分からないお墓である無縁墓が増えて、その撤去費用等が莫大な金額になるなど、社会問題にもなっています。
こうした無縁墓を改葬したりする場合には、まず「無縁墳墓改葬公告」が必要となります。
これは、国が発行する官報に公告を行うもので、お申し込みは、お近くの官報販売所で可能で、各都道府県に1つは必ずあります。
その後お墓の所有者や縁者などが申し出てこなかった場合、改葬しても良いということになっています。
ただし、後々になって縁者の方が名乗り出てくるケースもまれにあり、その場合訴訟問題に発展することもありますので、
お墓を解体して遺骨を取り出したあと、そのお墓本体と遺骨は保管しておいた方がよいでしょう。
お墓の解体は石材店でしてもらうことになりますが、遺骨の行き先を探してくれる石材店もありますので、
ご自分で探される場合はそうしたことに対応してくれる石材店を選ぶと安心です。
いずれにしても、法律関係は法律の専門家に、お墓関係は石材店に、それぞれ専門の方に相談してみてください。
また、今回は古いお墓ですので、実際にお墓じまいということになった際に、お墓や墓誌に刻まれているご遺骨以外にもお骨が入っていたり・・・という可能性もあります。
一般的には、新たな納骨先の確保等は基本的には仏様の数によって決まりますので、事前に確実な費用を把握するのは難しいかもしれません。
以上です。
お役に立てれば幸いです。
このご相談には私が回答させていただきました。
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