祖父母と一緒に、楽しいひと時
静岡県で、祖父と祖母のお墓参り

・お墓参りの時期 : 10年前の秋のお彼岸
・誰と:両親と妹の4人で
・40歳/女性

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私の祖父と祖母のお墓は、実家から歩いて10分ほどのお寺にあります。

私や妹がまだ学生で、実家で暮らしている頃には、毎年、お彼岸になるとお参りに行っていたんですが、私も、妹も、今では実家を離れ、それぞれ別々に暮らしているので、毎年お彼岸の時期に実家に帰ることは難しくなりました。

仕事が忙しく、2年くらい実家に帰っていなかったと思います。 私と妹は、久しぶりにお彼岸に実家に帰りました。そして、久しぶりにお墓参りに行く事になったんです。よく覚えていますが、9月だというのに、とても暑い日でした。

祖父と祖母のお墓は、坂になっているお寺の上の方にあるんですが、私と妹と母は、暑さで、息切れしながら上まで登って行きました。やっとお墓についたんですが、疲れてしまい、墓前で一休みしました。

そして、3人で、昔話で盛り上がってしまい、持ってきたお供え用のお菓子や、お茶を出して、墓前に座り込み、ちょっとした遠足状態になりました。祖父や祖母と一緒に、とても楽しいひと時でした。

 

人一倍熱心にお掃除をした思い出
愛知県で、祖父のお墓参り

・お墓参りの時期 : 秋のお彼岸 10年前
・誰と:両親と祖母の4人で
・13歳/男性

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私がお彼岸に行ったのは、祖父が亡くなってしばらくしてからのことでした。まだ法事や回忌についてよく理解していなかった頃で、不思議に思ったものです。なぜなら、夏にお盆でお参りをしたのに、どうしてまたお参りしなければならないのだろうと。

別に嫌だったわけではありません。生前の祖父にはお世話になっていましたから。それでも新学期が始まって忙しい時期にわざわざ行くことに疑問を抱いていたのは確かです。

そこで私が祖母に質問すると、春分の日と秋分の日は、ちょうど季節の変わり目で、この世とあの世が接する日だそうで、お彼岸に供養することで極楽浄土にいけるのだと教わりました。

無知だった当時の私でしたが、それが故人にとって重要なことであることは理解しました。家が離れていたこともあって、長期の休みくらいしか会えず、孝行なことはほとんどしたことがなかったので、私は人一倍熱心に掃除をしていたことを覚えています。

墓石を磨き、雑草を取り、花を添え、線香をやる。あまりにも気合いを入れていたせいか、祖母の口車にまんまとのせられてまじめに掃除をする私を両親が笑ってみていたのが忘れられません。

それでも、掃除が終わった後は、言いようのない達成感を味わったことを覚えています。それだけで、故人のためになったのだと、自己満足ながら思っていました。

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