お墓を綺麗にするための工事
大分県で、祖父・祖母・叔父のお墓参り

・お墓参りの時期:今年の春のお彼岸
・誰と:私・母・娘の3人で
・42歳/女性

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今年は2月からずっとお墓を綺麗にするための工事をしていた。我が家のお墓は昭和45年に作られたもので、手入れはしていたものの、石の傷みが目立つようになったのと、骨壺を入れるスペースへのアクセスが悪く機能的にも問題があったので、大々的な修繕をすることになったのだ。

そしてつい先日工事が完了し、春のお彼岸に母・娘・私の3人でお参りに行った。お墓の場所は、自宅から歩いて行ける距離で田んぼの向こうにある。お天気の良い日で空気も良く、あぜ道を歩きながら5歳の娘は楽しげに草をいじったり走ったりしていた。

綺麗になったお墓と、初めてのご対面となった。苔や水の跡が薬品で洗い流され、場所によっては手で磨いて下さったところもあり、さっぱりとしていた。墓石の後ろに建立年月と建立した人物名も入れて下さって、流れた月日や先祖の重みがより感じられるようになった気がする。お墓がさっぱりすると、自分の身体のどこかもさっぱりしたような晴れ晴れした気持ちになるから不思議である。野ざらしで穴があけてあるだけの状態だったろうそくと線香はきちんとしたスペースを与えられて、火を灯しやすくなった。

現在闘病中であぜ道を歩くことが出来ない父に代わり先祖にご挨拶をすることができて、とても満足な一日だった。

 

義理祖母や義理祖父の思い出話
栃木県で、義理祖母、義理祖父のお墓参り

・お墓参りの時期 :秋
・ 誰と:私達夫婦と、子供、夫の両親と、夫の兄弟
・28歳/女性

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私たちは普段県外にいて、なかなか栃木県に帰る機会も無いため、盆暮れ正月程度しか帰ってくる事はありませんでした。主人がサービス業なのでお盆もその年は帰れていませんでした。

たまたま今回はお彼岸の日曜日にお休みが取れて、帰ることになったら、主人の兄弟もみんな全員お休みが合い、県外に出ている兄弟も帰って来れることになりました。全員が揃うのはお正月だけだったので嬉しかったです。

久し振りに兄弟がみんな揃って普段は寡黙な主人もとても楽しそうでした。お墓参りに備えるお菓子や果物はこちらでは供えたまま帰るのではなく、その場でみんなで分けてその場で食べるという習慣でした。私の方ではお供えしたらそのまま置いていくので、初めは驚きました。

ですが、立ちながら皆で食べている間、思い出話をするんです。前、お祖母ちゃん(義理祖母)と来たね。ここで転びそうになったよね、など。みんなと義理祖母や義理祖父の思い出話に花が咲いて、とても良い時間だと思いました。

意外と、お線香をあげた後、墓石を掃除したりお水をあげたりしてるとその場でゆっくり話すなんてことはせずに引き返して来てしまうものですが、その場で思い出話で盛り上がるというのも良いな、と思いました。なんだかアットホームなお墓参りでした。

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