法要と納骨を受けている骨仏のお寺
大阪府で、父のお墓参り

・お墓参りの時期:今年の春のお彼岸
・誰と:夫と実家の母と3人で
・52歳/女性

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昨年の秋に他界しました実家の父のお墓参りに行きました。場所は大阪は天王寺にあります【一心寺】です。お墓と言いましても、普通の墓地のようにそれぞれの墓石が建てられてる墓地ではなく、法要と納骨を受けている骨仏のお寺です。

年間約2万ほどの納骨を受け付けているそうです。昨年、納骨に訪れたときは納骨の受付にかなり時間がかかってしまいましたが、この日もかなりの行列がありました。毎日かなり多くの方がお参りされているので、ここに眠る方たちは淋しい思いをすることはありません。例えが不謹慎ですが、お正月のお参りくらいの賑わいがあります。

墓石をきれいにしたり、花を飾ったり、ということのないお参りなので、ちょっと物足りないような気もしますが・・。なんと言っても圧巻なのは、10年分のお骨をあわせて作られた骨仏です。ただお墓の中に眠るだけではなく、このようにして使っていただけたら、故人も遺族も光栄ではないかと思います。

お寺のすぐそばには劇場方式の施設「一心寺シアター」があり、演劇やダンス公演、音楽ライブなど行われているそうです。その帰りには、お正月の初詣のあと、いつも寄っていた喫茶店に行き、お気に入りのホットケーキを食べました。コーヒーもおいしいお店です。昔ながらの喫茶店という雰囲気の、今ではあまり見かけなくなった喫茶店です。

今までは年に1度しか行くことはありませんでしたが、お寺の帰りに近くを通るので、これからは行く機会が増えそうです。

 

ご先祖様に感謝する
神奈川県で、義母実家のご先祖様のお墓参り

・お墓参りの時期:春のお彼岸
・誰と:夫、子供、義母、義姉
・45歳/女性

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義母の実家とは近所なので、節目節目には必ず義母の実家のお墓参りに行っています。嫁ぎ先の姑の更にその実家にあたりますから、嫁の立場である私にとっては少し距離があるわけです。

嫁いできた頃は若干の違和感を感じなくもない・・そんなお宅のお墓参りを続けてきました。元々この地の地主だったためか、墓石がコの字型に10基ほどが並びそこに立ち入るには短いながらも専用の参道があります。

墓石には不規則な形のものもあり、中には角が欠けさらに欠けた部分が時間と共に丸みを帯びているものもあります。沢山の墓石が並んでいる、歴史を感じる重厚な佇まいです。

寺院の中にあって一般の墓地とはかけ離れたところにあり、傍は竹林・・春のお彼岸の頃は春の訪れを感じる心地よい風がそよぎます。秋のお彼岸には鮮やかな彼岸花が竹林の足元で出迎えてくれます。生まれた頃から足を運んでいる二人の子供たちは、自分より大きな竹箒を黙っていても持ってきては、参道や墓石のお掃除を始めます。

それがここでの儀式であるかのように・・。こんな日々の繰り返しが子供たちを育ててくださったのだと、きれいになったお墓に真新しいお線香に火をつけ、ご先祖様に感謝するのが、我が家のお彼岸の情景となりました。

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