ばあちゃんからの返事
北海道で、義父(舅)・義母(姑)のお墓参り

・お墓参りの時期 : 今年・春のお彼岸
・誰と: 主人・次女
・51歳/女性

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昨年、10年の入院生活を終えた義母(姑)が他界しました。実は「春」のお彼岸は、毎年は行かないのですが、初めて彼岸を迎える義母の墓を掃除する意味でも今年は早めにお参りに行ってきたのです。

春とはいえ、風も冷たく、まだ雪が残る北国の墓地。お参りの前には必ず「雪かき」が始るのため、私たちはスコップを持参して行きました。

義父と義母が眠っているお墓の前に行ってみると・・・
意外にも、お墓がキレイなのです。昨年末、雪の降る前に行ったきりなのに墓石に付いている汚れもさほどではなく、周辺の雪もキチンと除けられていたのです。

「誰が来ていったんだろう」 そんなことを考えながら家族で掃除を終え、お花と供物を並べて、お線香に火を付けました。義母が亡くなってから初めての春のお彼岸。

墓石に彫られている義母の名前が、何だか不思議な感じがしていつまでもボンヤリと眺めていました。義母の得意だった「おはぎ」を私たちはお墓の前で一口ずつ頂きました。そして「また来るからね」と声をかけて墓地を後にしたのです。

翌日、次女から以外な話を聞きました。「お墓に行ったの姉ちゃんなんだって。」長女は職場の近くで一人暮らしをしています。最近、色々と思い悩んでいることがあるのは知っていました。答えの出ない苦しさを「墓に眠る祖父母」に聞いてもらいにでも行ったのでしょうか?

お墓参りには亡くなった人を供養する意味もあるけれど、生きている者が「心のより所」を求めに行くという意味でもあるのだと、つくづく感じたのでした。

「娘よ、ばぁちゃんから答えは返ってきたのかい?」

 

時代と共に、お参りも変わったのですね。
埼玉県で、祖父母のお墓参り

・お墓参りの時期 :秋のお彼岸
・誰と:家族で
・20歳/女性

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秋のお彼岸に祖父母の眠るお墓に、お参りに行きました。私はあまりお彼岸にお参りをしたことがないのですが、お墓につくと、人がたくさんいてびっくりしました。やはり日本人にはお彼岸は大切な行事なんですね。

墓石にお水をたくさんかけて、お花を生けて、お線香を焚いてお参りしました。とても暑い日だったので、墓石に水をかけたらご先祖様が喜んでいるような気持ちになりました。お水をかけるのは、ご先祖様にお水を飲んでもらうという意味もあるんでしょうか。

お線香を焚くのに、父が丸めた新聞紙に火をつけて、そこから火をとっていました。確かに、マッチで一本一本に火をつけていたんでは大変ですもんね。チャッカマンなんかがあると、燃えカスも出ないし良いかもしれません。

昔、私が小さな頃は、墓前にお団子やお萩、お菓子などのお供え物をして帰った記憶があるのですが、最近では禁止になっているそうです。なんでも、カラスが食い散らかしてしまうのだとか。時代も変わったのですね。

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