線香に火をつけることにいつも苦労
千葉県で、ご先祖すべてのお墓参り

・お墓参りの時期 : 春のお彼岸
・誰と:母
・45歳/女性

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うちは本家のため、家から5分くらいのところにお墓があります。お墓で眠っているのは、家の先祖すべてです。一番最近お墓に入ったのは父で、私も母も夫も亡くなったらそこに入る予定です。

お墓は先祖代々のものですが、以前は土に直接墓石を立てていましたが、うちの墓石をリフォームしたので床部分はコンクリートでそこに墓石を立て直しました。

なので以前よりも掃除がしやすくなり、管理しやすくなりました。反面、昔のお墓では毎年咲く水仙がもうないのが少しさびしいです。

春のお彼岸では子供のころ水仙をいつも見ていたので、何も咲いていない墓地は殺風景に感じます。お参りで困るのが、墓石の位置は風が強く当たる場所なので線香に火をつけることにいつも苦労します。

風が強いので、ライターではむずかしくチャッカマンを使っていますがなかなかうまくいかないことに困っています。お供えは、父が好きだったビールをはじめお菓子や花などをいつも用意していきます。

 

父と繋がっている確信
愛媛県で、父のお墓参り

・お墓参りの時期 :春のお彼岸
・誰と:一人で
・48歳/女性

450josei

母が体が弱いため、一人で春のお彼岸にお参りをした。実家から、お線香と風防ライターを持って出、近くのお花屋さんでお花を選んだ。墓が、父母相談の上に建てた洋墓なので、それに合うようにモダンな華やかな花束を作ってもらった。

墓地に到着し、お水を汲み、まずはそうじだ。父のお墓には、ある言葉を刻んでいるのだが、毎度そのことばの深い彫りのところに雨水が溜まっている。今回もそうだった。

ハケやスポンジでその水を吸い、ついでに溜まっている土もブラシで掻き出した。水入れのコップにも、水垢が付いているのをブラシで洗い、綺麗にした。父に話しかけながら掃除をし、お花を供え、お墓にお水をかけた。

お線香を焚き、しゃがんで父の入っている入り口をさすりながら「パパ聞こえる~?来たよ~、綺麗にしたよ~」と声をかけた。私は県外に住んでいるため、頻繁にお墓参りができないのだが、思いのたけのお花を供え、父に向かって日々のことを話し、普段自分の心の中だけに秘めていることも打ち明けると、本当にすっきりした気持ちになった。

たまにしかお参りできないけれど、行けば必ず父がそこに居る。そう思うだけで、姿は見えなくなってしまったけれど、父と繋がっている確信をもてるのだ。

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